航海日誌

Sea Kayak Technique ① スタンラダー

  今後の講習に役にたてるために、【Sea Kayak Technique】を作成することにしました。
 ある程度、項目が増えたらまとめてみようと思います。
とりあえず、本日電話で質問を受けた「スタンラダー」をまとめてみました。

Sea Kayak Technique    ① スタンラダー  (中級者向け)

 体験参加者でも、特に教えていなくても自然といつまにか「ローブレイス・ターン」をしています。
この方法は、確実に曲がることができて非常に有効な反面、スピードが落ちほとんど停止した状態となる場合もあります。
 針路を変えることができても、一旦スピードが落ちてしまうとラダー装備の仲間とのツーリングなどではついていくことができません。

 そこで「スタンラダー」の出番となります。
「スタンラダー」は、スピードを落とさずに針路を保つことが可能です。
 最も良いのは、リーンした状態を維持してフォワードストロークを継続することなのですが、波がある場合「スタンラダー」を活用してした方がさらに速く航行することが可能となります。

 また、シーカヤックが波に乗ってしまうと瞬時に針路が変化することがありますが、その場合も針路を保つためには、「スタンラダー」がとても有効です。

 針路を保つだけではなくスピードを落とさずに水をキャッチした状態で方向転換も可能です。

    上記のような使い方のほかに、スィープストロークの最後に「スタンラダー」をうまく使うとさらに方向転換がスムーズにいくほか、フェリーグライドを行う際にも有効です。
 その場合の「スタンラダー」は、パドルのパワーフェース(前面)で水の抵抗を受けています。

 スタンラダーにもいろんなパターンがあります。
 
◆ 海面の状態
  静水 ・サーフ ・荒波・流水
 
◆ カヤックの傾(リーン)
  水平・外傾・内傾
 
◆ パドルプレードの水抵抗
  無・表面・裏面
 
まずは静水でのスタンラダーを試してみましょう。

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  写真は、youtube から引用いたしましたので、できれば自前の写真に差し替えたいですね。

 上記の表を確認してから、参考となるビデオ(youtube)を見ると分かりやすいと思います。

 ◆ VIRTUAL COACH: The Stern Rudder
 ◆ Learn the Sea Kayak Stern Draw – Adventure Kayak Technique
 ◆ DGI Stern Rudder

 パドルのブレードの前面で水の抵抗を受けるというスタンラダーは、はじめて聞いたという方も多いと思います。
これらの講習は、【レベルアップ講習】で行っております。
 受講は、お一人様から可能です。

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By hiradokayaks

最終更新日: 2015 年 12月 14 日


そろそろ冬山シーズンですね!

 そろそろ冬山シーズンの到来です。
みなさん冬山の準備は万全ですか。

 平戸カヤックスを主宰している末永は、公益社団法人日本山岳ガイド協会 のガイドとして
【登山教室モルゲン】を主宰しております。
 今回は、山ガイドとしてコメントしています。

 九重などといった九州の中級クラス冬山では、多くの登山者が年間を通じて同じ登山靴を使用している場合が多いようです。

 その原因としては、下記のようなことが考えられます。

 ① リーダー自身が軽登山靴を履いている。
 ② 九州の地方の専門店には、冬山も対応できる靴の展示が極端に少ない。
 ③ 九州の地方の専門店では、在庫をおいてもなかなか販売できない。
 ④ 九州の地方の専門店では、きちんと説明できる方がいない。
 ⑤ やはり高価な買い物となり、年に一度か二度登るだけなので・・・・・・・。
 ⑥ 登山者自身がリスクを理解できていない。
 ⑦ 多くの場合、トレースを歩きラッセルなどすることなどない。

  ここで言う冬山とは、九州の中級クラス(2000m未満)の山の事です。
注)日本アルプスでは、春山もしくは北八ヶ岳などの一部の森林限界内の山岳ということでご理解ください。

  このクラスの靴は、最低でも3万円以上しますから軽登山からするとかなり高価な靴となります。
 また、夏山ではソールが固く逆に歩きづらく疲れやすくなりますからなかなか購入に結びつきません。
  しかし、このクラスの靴は多くの場合はメーカーサイドの説明では、夏山の岩稜歩きなどにも使用可能で
 特にテント泊などの重荷に時に向いているなどの説明があります。

 九重連山の雪山でも、「平治岳北尾根」や「指山からの三俣山北峰」などの北面では、かなりの積雪となる場合      があります。
 過去には、1m以上の積雪の中をラッセルして山頂へということもありました。
 降雪直後では、北面も南面もあまり積雪量にあまり差はないときもありますが、時間がたつと南面の雪は溶けてなくなっていきますが、陽があたらない北面ではそのまま雪が残っている場合もあります。

 九州の冬山で、雪山を楽しむためには北面のルートを登る必要があります。
そして、一般登山者が登れて九州で最も積雪量が多いのは、「平治岳北尾根」ではないかと考えております。
このルートは、毎年複数回ガイドしているコースです。

 2015年度のガイドは下記の通りです。

① 平治岳雪山テント泊
   12/26(土)佐世保発6:00~27(日)
   ※高速などでも合流可能ですのでご相談ください。
   現地集合の場合 長者原駐車場9:00
   ガイド料¥23,000 寝袋マットレンタルあり(有料)
   詳細別途案内
  
   2015年度 登山教室モルゲン ガイドプラン

  冬の「平治岳北尾根」を登るのに、軽登山靴ではどう考えても不適切です。
九州の冬山・日本アルプスの春山なども考慮して、平戸カヤックス(登山教室モルゲンの販売部門)では

  Mammut Magic GTX (男性用・女性用)をおすすめしております。

2015年モデルは、前年度モデルよりも定価が1万円程安くなっております。 

定価 ¥29,000(税別)

 マムートの登山靴では、最も幅広の靴型だと思います。

Magic GTX 2 Magic GTX

 私自身も購入していますので、今季の雪山に使用るのが楽しみです。
これまでに2足仕入れて、さらに3足ほどご予約いただいております。
 近く再度発注予定です。

  Mammut Magic GTX は、セミワンタッチアイゼンの装着が可能です。
※ セミワンタッチアイゼン:プラスチックハーネス、かかとはバインディング止め
 おすすめのアイゼン

GV-RA075A02
G14・ニューマチック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥29,000+税
つま先はプラスチックハーネス、かかとはバインディング止め。
●重量/610g(片方)

GV-RA073A04
エアーテック・ニュークラシック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・¥21,500+税
つま先かかと共にプラスチックハーネス。
●重量/445g(片方)

 

 冬山もより安全に楽しく登りたいという方は、ぜひ机上教にご参加ください。

◆ 机上講習会のご案内
   12月17日(木)19:00-20:30 
  モルゲン事務所 佐世保市瀬戸越2丁目18-14
  机上講座【冬山登山について】
  参加料500円
  ※これまでのガイド参加者及び用品購入者は無料

お問い合わせ先  末永携帯 090-5474-4539
   登山教室モルゲン     

   販売部門
   
 

By hiradokayaks

最終更新日: 2015 年 12月 13 日


シーカヤックの車載について

 シットオンカヤックは、シーカヤックと比較すると全長が短く、一人でのハイエース(ミッドルーフ)への積込は苦労します。

 そこで、カヤックの船尾を底上げするために頑丈な台座を作成していただきました。
これで作業が楽に安全に行えるようになりました。

 台座はかなり重たいです。

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最終更新日: 2015 年 12月 12 日


20151209 ベーシック講習会

 福岡からシーカヤック技術講習会【ベーシック講習会】にご参加いただきました。
この日の千里ケ浜は、とても穏やかで講習には最適な海況でした。

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By hiradokayaks

最終更新日: 2015 年 12月 11 日