航海日誌

スペックス海峡ツーリング

 5/14に行った【スペックス海峡ツーリング】のコースをガイドの下見で、千里ケ浜から平戸港を往復しました。
このコースは、何度も漕いでいますが、今回はガイドを行うことを前提に漕いでみました。

 本当は、平戸港で上陸して、「平戸ちゃんぽん」を食すガイドを実施したいのですが、平戸(スペックス)海峡の潮流を考えると、あまりゆっくりもすることはできません。
ツーリングは、基本的にガイドとともに、2人艇もしくは3人艇に乗っていただくことが原則となります。
 もしくは、シーカヤックを所有され、単独でもツーリングができる方で、潮流の関係で、単独では不安という方が、対象となります。

 スペックス海峡ツーリングは、潮流の関係で、ガイドできる日程が限られてきますが、来シーズン実施したいと思います。
興味がある方は、ぜひご参加下さい。1名様からガイドいたします。
 ガイド料は、お一人様12,000円(昼食付)となります。
注)高校生以上で、参加可能です。

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 復元されたオランダ商館

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最終更新日: 2011 年 12月 18 日


艇庫の整備

 12/10のガイド後、艇庫の整備やトレーニングで、一週間ほど平戸カヤックスに滞在していました。
 基本的に、カヤックの艇庫ということですが、修学旅行を受け入れたりしている関係で、より良い環境を目指して、更衣室や屋根付ウッドデッキなども整備しております。
 
 あとは、艇庫の増設をしなければなりませんが、なかなか時間が取れないでいます。

 

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 平戸カヤックスを海(東側)から見た状態

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朝焼け 2011.1214 07:31


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最終更新日: 2011 年 12月 18 日


2011.12.10 カヤック体験

 ちょうど、今年はじめての本格的な寒波が到来した12月10日に、男性7名にカヤック体験をしていただきました。
この日は、朝から小雨交じりでしたが、ツーリング時には、みぞれも降ってとても寒い一日となりました。

 この後、しばらく平戸カヤックスに滞在して、艇庫の整備をいたしましたが、12/10が最も寒い一日でした。
これも体験の一つということでしょうか。次回は、暖かくなってから、またご参加下さい。
 ありがとうございました。

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最終更新日: 2011 年 12月 18 日


フォワードストロークレクチャービデオ


  カヤック輸入業の  SCOOP OUT のストアブログにフォワードストロークのレクチャービデオが紹介してありました。
参考にしてください。

http://scoop-out.com/shopblog/?p=1215#ooid=FoZHNuMjqiPg2KfwMrKebOyy_IpUVLyY


 平戸カヤックスは、SCOOP OUT の正規取扱代理店となります。

 平戸カヤックスは、翌シーズンpointo 65  の新シリーズの「XO11」・「XO13」のシーカヤック2艇を導入いたします。
外洋に面した平戸でも安全にツーリングができるようなに、 前後の隔壁を備えた初心者でも安心して乗れる
コストパフォーマンスが高いシーカヤックです。楽しみにお待ちください。

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最終更新日: 2011 年 12月 17 日


ふしぎ波

 平戸カヤックスのある平戸市の千里ケ浜では、波が沖からではなく、砂浜に対して平行(北西)に進んでいくことがあります。
地形的なものでしょうが、非常に珍しい波だと思います。ビデオを見ても、詳しく分からないと思いますが、興味がある方は、ご覧ください。

2010年11月2日、14:52:58 の千里ケ浜 

ふしぎな波 

平戸 2010年11月2日 14:50(10分ごとの値)の観測値

気圧(hPa)現地 1011.6
気圧(hPa)海面 1018.6
降水量 -
気温 14.1℃
相対湿度 54%
平均風向・風速 北西 4.6m/s
最大瞬間風向・風速 西北西 9.8m/s
日照時間 9分

 ただ単に、「ふしぎな波」と感じていましたが、砂浜の波の方向と風向きが平行になっています。
これは、風の影響なのでしょうか?

 YAHOO知恵袋に、地学の問題で「波が海岸に平行にくるのはなぜか。25字以内で説明せよ。
とありましたが、どうなのでしょうか。

 ビデオを何度も見ていて、気がついたことですが、通常通りに波は沖から来ているようです。
ただ、微妙に岸に波が到達するする時間が異なり、最後に筋のような形で波が崩れているので、波が砂浜に平行に走っているように感じるのかもしれません。
この当時、千里ケ浜の北側ほど浅くなっていたのかもしれませんね。現在は、かなり地形が変化していますので、そういえば、今年はこのような波は、あまり見ていない気がします。

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最終更新日: 2011 年 12月 2 日


2011.11.27-12.1 JSCA検定会


 2011.11.27-12.1  JSCA(ジャスカ 日本セーフティーカヌーイング協会 カヌー指導者の公認団体)の検定会に行ってきました。

11.27  SRP講習会(セーフティー&レスキュー・プログラム) 
JSCA公認指導者検定会の受検は、「SRP講習会」と「心肺蘇生法講習」の受講を終了していることが条件となっています。

11.28-12.1 JSCA公認指導者検定会(インストラクターⅠJSCA「教養課程・基礎課程(静水技術/指導技術)」)
教養課程は、総論・カヌーギア・フィールド・技術論・緊急法・セーフティの6科目12単位
基礎課程は、静水技術と指導技術の2科目12単位

 教養課程は、各科目での合格認定、基礎課程は、静水技術と指導技術の2科目あわせての合格認定となる。

 今回の結果は、教養課程の6科目12単位の取得となった。
基礎課程の指導技術は、何とか合格ラインに達していたが、静水技術の10技術の内、2技術の「S字漕航」と「リカバリー(ブレイス)」が、基準点を満たしておらず、再受験となった。

 IT(インストラクター・トレナー)やデモンストレターの実技を見ると、【きれいな漕ぎ・カヤックに乗れている(安定している)・推進力が大きい】というイメージがある。
それに比べて、自分の漕ぎを見ていると恥ずかしくなってしまう。フィードバックでも、たくさんの指摘を受けたが、ビデオを見ると、その現実を思い知る。

 [フォーム矯正] は、時々意識して行うこともあるが、本気で取り組んできたことがなかった。これから、しばらくは、[フォーム矯正]でロボットみたいな漕ぎになると思うが、その過程がなければ正しい漕ぎは身につかないようだ。
 「最後は、フォワードストロークに戻る。」 とは、よく言ったものだ。西胤正弘会長曰く『正しいフォワードストロークができていなければ、次の技術につながらない。』 全くその通り。フォワードストロークが全てのストロークの基本となっている。まず、フォワードストロークを矯正しなければ、再受験はできない。


 JSCAの検定会を受検して感じたこと

 日本山岳ガイド協会の検定会や研修会でも、同様なことですが、自分よりも経験や技術を積んでいる集団に所属することは、自己の「経験・技術・フィードバック・情報・交流 etc」とても勉強になる。

 今回のJSCAインストラクターⅠと5月の日本山岳ガイド協会の山岳ガイド事前審査ともに不合格だった。悔しいですが、結果の通りだ。
JSCA検定は、今回たまたま見ていたHPに北九州会場での開催となっていたので、全くの準備なしで受験した。
 JSCAは、かなり難しいということを聞いたが、「その通りに困難である」と感じた部分と、「基本的なことができていれば合格できる」とも感じた。それは、いかに自分自身が、「基本的な部分ができていない」ということだ。
基本的な漕ぎができていないカヤッカーであっても、長距離を漕げ、スピードも出せ、JSCA的ハイブレイスも確実にできるカヤッカーは、多いと思う。しかし、JSCAは、指導者認定団体なので、模範となる漕ぎができることが必要だ。それは、ガイドにも大切なことで、正しい技術を伝えることは、ガイディングの安全にもつながる。
 今回の検定は、自己評価にもつながり、ガイドの運営方法、指導方法など考える絶好の機会にもなった。次回、検定合格に向けて練習に励もう。

 
 ガイドや指導員にとって、大切なことは、人間性・技術力・指導力いろいろありますが、最も大切なのは、「体力」なのかもしれません。
山岳ガイド協会の指導教官は、『体力がなければ、経験も技術も使えないだろう。』と、全くその通りです。

 カヤックも山もガイドだけでは、技術も体力も低下していく一方です。それよりも強く感じることは、海や山への感覚が薄れていくことです。何事も感性で片付ける癖がある私にとっては、「フィールドを感じる力」は、とても大切なものなのです。そのために、毎年年末年始は、冬山(2011 常念山脈縦走 2010 祖母傾縦走)も継続してきました。カヤックは、遠征費用もかからないので、とりあえず、一週間程度でのツーリングを繰り返し、離島を含めて長崎県の海を漕ぐつもりです。

 多くのガイドは、個人事業主です。自分に厳しくなければなりません。自己管理が大切です。私の自己管理の第一歩は、早寝早起からです。

 
長崎県のカヤッカーの皆様へ!

 一緒にJSCA検定会に望みましょう。JSCAは、厳しいだけの検定会ではありませんでした。今後につながるような評価もきちんとしていただけます。
多くの受験者が複数のトライで合格しているのが現状のようです。まず、受験して見なければ分からないことがたくさんありすから、その一歩を踏み出すことが大切です。 日本山岳ガイド協会、JSCAも基本的には、同じ効果があります。ガイドにとって、それぞれのプロ集団に所属することは、より安全に楽しいガディングにつながると確信しています。

 今回の検定会の模様は、BLUE HOLIC の Blog に紹介されています。
 

By hiradokayaks

最終更新日: 2011 年 12月 2 日