午前中は風もなく穏やかな天気でしたが、ガイドをスタートする頃から北東の風が出てきました。
北東風を背に受けて、京崎鼻を目指します。
今回の参加者は、若いご夫妻で奥様が3回目、ご主人がはじめてのカヤックです。
お二人ともしっかりとしたパドリングでした。
この時期の千里ケ浜は、南風が多いのですが、この数日間は北東風が吹いています。
その風のために、体験で上陸していた浜に漂着物がたまっているため、平戸カヤックの対岸の京崎鼻
に向いました。
復路はさらに風が強まりましたが、風速6m/sの風の中を終始安定した漕ぎでした。
ツアー終了後は、改良に改良を重ねて女性でも昼間から入れるようになったドラム缶風呂
に入っていただきました。
シーカヤックの基礎講習会を実施しました。
あいにくこの日は、台風10号の影響で北よりの風が強く、スキル的な講習を行うには厳しい条件でした。
〇 パドルのシャフトは、軽く握り常に力を入れない。
キャッチする際に力を入れる。
〇 フォワード・ストローク
腰のひねりを使い、腕だけで漕がない。
パドルを握って手が上下に動かない。
〇 スウィープ・ストローク
パドルのパワーフェースを眼で最後まで見て、最後のフィッシュ時にもっともパワーを発揮する。
〇 リバース・ストローク
パドルで海面をキャッチする瞬間をきちんと眼で見る。腰のひねりが足りない。
〇 レスキュー
基本的なやり方は、理解できたはずです。
実際に行った経験をもとに、安全な条件のもと反復練習をしてください。
シーカヤックの沈脱を何度も繰り返していると、かなり体力が消耗していくのが分かります。
基本的には、沈するような条件の海に出艇してはなりませんが、セルフレスキューは必修のスキルです。
とにかく、カヤックが好きになり、海へ出る事が上達の早道ですね。