シーカヤックにはじめての乗ったのは、平成4年の冬だったと思う。
当時は、シーカヤックが日本に紹介されて間がなく、シーカヤックガイドもほとんどおらず、カヤックに乗るためには、購入するしかなかった。

 知り合いの自転車さんでも、カヤックの販売をするようになり、2人艇を購入したが、夏場はトライアスロンで忙しく、もっぱら冬場に平戸の海で釣りばかりしていた。
そのころに、子供のころからの夢であった【九十九島でのキャンプ】を果たした。
 しばらくして、一人艇の中古を購入して、とりあえずセルフレスキューのみを練習して、適当に自己流で、平戸周辺の海を漕いでいた。
 当然、ロールなどしたこともないし、できるのはごく一部の限られている人のみと思っていた。

 平戸一周のみに特化したシーカヤックガイドをやろうと決めてからは、基礎から学ぶ必要があると感じ、「九州カヌースクール」の西胤正弘氏と「ナダカヤックス」の末光健士氏に、しばしば講習をお願いしている。
 最近、少しシーカヤックが何たるかが分かってきたような気がするようになった。シーカヤックのガイドをしていて、『分かったような気がする』とは、おかしな表現かもしれないが、それだけ奥が深く、より優れた技術をもった方がいるということだ。

 1998年7月に参加した新谷暁生氏の「知床エクスペディション」でも多くのことを学んだ。
 山でも同じことで、6月に剣で講習を受け際に、私がクライムダウンでしか下りれないような急斜面を、講師がロープをさばきながら下りていったのには、感動を覚えたものだ。
冬山に年数回しか登ることができない九州の登山家には、ちょっといないと思う。ちなみに、講師の国際山岳ガイドは、日本を代表する山岳ガイドだ。

 佐世保では、誰にも習わずにシーカヤックをはじめることができたが、関東ではサーフを越えての出艇があるので厳しいかもしない。
関東では、スクールに通ってから、シーカヤックをはじめるというのが一般的なようだ。
 
 仕事として、シーカヤックと登山を継続するためには、日々のトレーニングは必修条件のようだ。
柔軟やウェイトトレーニングなども再開しなければ、年齢的なことを考えると厳だろう。
 
 ガイドとして、漕いで登り続けるためには、自分の漕ぎと登りも継続することが重要だ。

 平戸市内もしくはその近辺に、在住者で「アウトドア」が好きで、シーカヤックに興味がある方は、ぜひ連絡を。

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